修了式が行われました

令和5年3月20日、第3学期修了式が行われました。

令和4年度 3学期修了式 校長講話

おはようございます。今日で3学期が終わり、令和4年度も幕を閉じることになります。

3月5日には卒業式が行われ、306名の先輩たちが本校を巣立っていきましたが、厳かで格調高い、素晴らしい卒業式でした。その式辞で、私は「皆さんは、新しい場所で『自分とは違う属性の人間と仲間』になってください。そして、このコロナ禍で経験したことをエネルギーに、世の中を変えていってください」と卒業生に伝えました。本校HPにも掲出していますので、皆さんも目を通してみてください。

また、卒業式と同様、今日の表彰でも、*出席優良者の数字は本当に素晴らしいと思います。

精勤・皆勤者
・1年生が241名(皆勤142・精勤99)、約68.4%
・2年生が212名(皆勤126・精勤86)、約68.6%

1年間一度も休まず、遅刻もしないということは、全員が実現可能なことではありますが、実際に成し遂げるのは大変なことだと思います。皆勤者が一日一日を積み重ねた、不断の努力に敬意を表します。3か年皆勤はまた、その一年一年の積み重ねです。何事もこつこつとやるという、その事が尊いのだと思います。

さて、この1年を振り返ると、皆さんにとっては、どんな1年でしたか?それぞれ反省はあると思いますが、具体的に何がよかったのか、何が悪かったのか、と検証を試みてください。節目、節目にきちんと反省しておくことは、次の目標を立てる上でも大切なことだと思います。

以上を踏まえて、この春休みには一年の反省をきちんとして、新たな目標を立てて下さい。目標はたいそうなことではなく、例えば、毎日学校に来る、それを1年間継続する、ということでも十分だと思います。

怪我・事故には十分気を付けて、また元気に、始業式に会いましょう。

以上です


*出席優良者-3年生(卒業生)

皆勤166名、精勤76名の242名(在籍306名)79.1%

3か年皆勤は109名

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離任式

この3月をもちまして、2名の先生が退職されます。

 

・塩谷 尚正 先生(理科)

2002年(平成14年)入職。在職21年。

 女子バレーボール部顧問。

・渡邉 千洋 先生(保健体科)

2020年(令和2年)入職。在職3年。

チアリーディング部顧問、女子ソフトテニス顧問を歴任。

 

本校の発展に、ご尽力いただいたことに感謝いたします。

また、先生方の新たなるご活躍をお祈りいたします。

東京高等学校教職員一同

卒業式が挙行されました

令和4年度卒業式が挙行されました。

令和4年度 卒業式 式辞(主旨)

 306名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 皆さんは令和2年4月に入学し、それ以来3年間、本校で多くのことを学び、高等学校の全課程を修了しました。
 明治5年創立の本校は、皆さんが在学中の昨年、創立150周年を迎えました。今年はまた次の10年に向かっての第一歩を踏み出す年となりましたが、その本校の歴史の一頁に、皆さんもしっかりと刻み込まれたわけです。先ほど表彰された人たちに限らず、ここに居並んだ一人ひとりが、きっとこの3年間で立派に成長してくれたことと確信しています。
 本校の卒業式が初めて実施されたのは、明治27年と記録されていますが、その第1回卒業式から数えて、今回は第131回目ということになります。そんな卒業式の中でも、引き続く今の時勢にあって、一昨年は保護者の皆様の卒業式会場への入場はしていただけませんでしたし、その前年には卒業生全員が一堂に集まるということもできませんでした。
 振り返ってみれば、皆さんが高校1年生になった春、学校からは生徒の姿が消え、異様な静寂に包まれ、それまでとは違った日常が始まりました。はっきりいうと「普通」ではなくなったわけです。
 本日は、皆さんが入学した時の校長先生・伊藤詔一先生にご臨席いただいています。この後ご祝辞を頂きますが、今までの「普通」が普通ではなくなる、前例のない局面に遭遇したのですから、皆さんばかりか、当初の気苦労は、察するに余りあるものがあります。
 ただ、個人的には、これを機に、もしかしたら世の中の「普通」が劇的に変わるのかなと、いい方向に期待する気持ちも少しはありました。通常、世の中の価値観はゆっくりと変化していきます。例えば「環境」に対する意識や「ジェンダーフリー」の受容など20年・30年前とは大きく変わってきていると感じます。
 一方で、精神科医の中井久夫さんが「我々は代案を考え抜くよりも、後戻りすることを選ぶ恐れがある」と言っている通り、とにかく「早くコロナ以前の普通に戻りたい」という風潮があることも否めません。しかし、皆さんの世代(今の20歳前後)の人たちが、人口の過半数を占める頃には、必ず「変化」が起こります。それは、もう20年くらい先のことかもしれませんが、現在の混迷の経験を元に世の中は変わるはずです。
 卒業特集の校報にも書きましたが、皆さんがこれから進んでいく先には必ず「仲間」がいます。様々なバックグラウンドを持つ人たちと集い、自分と違う属性の仲間を増やすことで、新しい時代を創り、新しい普通を作っていくという力が、皆さんにはあるのだと、そのことを心から信じています。
 しかし、その前に、卒業生の皆さん、今日の節目を確かなものにするために、家に帰りましたら、改めてご両親に卒業の報告をし、感謝の気持ちを伝えてください。
 最後になりましたが、本校での3年間の教育活動にお寄せいただきました、保護者の皆様のご理解とご協力に対し、心より御礼申し上げます。
 重ねて卒業生の皆さんの前途に、幸多かれと、心よりお祈り申しあげます。
 以上を持ちまして、式辞といたします。

 

令和5年3月5日 学校法人上野塾
東京高等学校長  鈴木 徹

 

【受験生】明日(2月10日)の入試について

明日、2月10日は悪天候が予想されます。現段階では通常通りに一般入試(第一回)を実施する予定でおりますが、変更が必要となった場合には本校ホームページ、こちらの「ニュース」の欄にて通知いたしますのでご確認ください。

なお、感染症対策の観点から「健康チェックシート」の提出をお願いしております。入試情報のページ内にある「書類ダウンロード」より印刷して、必要事項を記入の上、持参してください。

受験生の皆さんの健闘をお祈りいたします。

始業式が行われました

令和5年1月10日、第3学期始業式が行われました。

令和5年度 3学期始業式 校長講話 

皆さん、あけましておめでとうございます。
いよいよ、新しい年がスタートしました。

学校では、「新年」とともに3学期がスタートします。
そして、この3学期は学校生活の区切り、仕上げの時です。多くの物事は、最後の仕上げで決定し、その良し悪しで価値が決まります。「終わり善きものはすべて善し」という言葉が示す通り、それまでの経過もこれで台無しになるかもしれないし、今まで負けが混んでいたことさえも、最後に挽回できるかもしれない。そんな惧れと気概を持って、立派に学年を仕立て上げ、有終の美で飾ってください。

さて、今年は、東京高校にとっては創立から151年目。昨年の大事な区切りを経て、次の10年へのスタートになります。
学校は、新たな10年も、明治草創期の塾時代からの「新しい日本を担う、若者たちを育てる」という基本理念を、万代不易・永続的に継続していかなければなりません。
そして、今や皆さんが東京高校の顔なのです。学校の評判が上がるのも、下がるのも皆さんの行動次第であり、それが、皆さん自身の評判になるのだという自覚を持って、今まで以上にしっかりとした行動を心掛けてください。

今年一年も、皆さんが心身ともに健康な毎日を過ごせるように努めてくださることを期待します。3年生は、これからが入試の本番です。体調を整え、全力を尽くしてください。
最後に、皆さんにとってこの一年が素晴らしい年であるように、良い年であるように祈念して、始業式の挨拶といたします。

以上です