入学式が挙行されました

令和4年4月8日、令和4年度入学式が挙行されました。

令和4年度 入学式 式辞(主旨)

本日、入学式が挙行できますことは、私ども教職員一同の、大きな喜びでございます。心から御礼申し上げます。
入学許可をいたしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。保護者の皆さま、お子さまのご入学おめでとうございます。長い義務教育期間を経て さまざまな思いで本日を迎えられ、喜びも一入(ひとしお)のことと存じます。私ども一同、皆様のご協力を得ながら、一丸となって新入生全員が充実した高校生活を送り、無事に卒業の日を迎えられますよう、精一杯頑張っていく所存でございます。
本校は今年、創立150周年を迎えます。皆さんはその記念すべき年に入学した生徒という事にもなります。是非、本校の長い歴史にしっかりとした足跡を残していってください。
さて、一昨年からのコロナ感染症による未曽有の混乱は、未だ収束しておりません。様々な式典・行事が影響を受けて簡略化されているところですが、せっかくのこの機会です、一つだけ皆さんにお伝えしたいことがあります。
昨日の始業式で、2・3年生にも伝えましたが、今、世界は混迷を極めています。政治家が対立を煽り、他の政治家ではなく自分にまかせていれば大丈夫だ、と主張するという風潮があります。でも、誰か凄い人が、偉い人が世の中の全てを決めてくれればうまくいく、というのは本当なのでしょうか? 自分で考えなくていいのは楽ですが、そんな出来過ぎた旨い話はないと思います。
「みんなが自分で考え、自分で決めていく」のが、世界本来の姿です。
是非、皆さんには東京高校での学びの中で、「自分の頭で考える習慣」を身に付けていってください。
最後になりますが、高等学校は修養の場でもあります。そして、学校だけでなく、家庭と地域の三者が連携・協力することが大切です。保護者の皆様、本校の発展と充実のために温かいご支援とご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。
新入生諸君には、今日の喜びと感動を忘れず、心身共に健康で、自らを高め、有意義な学校生活を送ることを期待します。
以上をもちまして、入学式の式辞といたします。
ありがとうございました。

令和4年4月8日

学校法人上野塾
東京高等学校長  鈴木 徹