令和6年9月2日、第2学期始業式が挙行されました。
令和6年度 第2学期始業式 校長講話
皆さん、おはようございます。
今日から新学期を迎えますが、2学期は年間で一番長い学期になります。
今週は、2年生は修学旅行、1年生は千葉方面への宿泊行事が予定されています。3年生も校外学習や球技大会など、通常とは違った学校生活となります。また、今月下旬には文化祭が開催され、1・2年生は芸術鑑賞の授業も実施されます。これら行事の際に大切なのは、心身ともに健康な状態で参加することであると思います。
特に3年生は 進路選択の大事な時期にもなりますので、くれぐれも自身の健康に留意して生活してください。
さて、話は変わりますが、昨日、9月1日は防災の日でした。
大正12(1923)年、今から101年前の午前11時58分、関東地方でマグニチュード7.9の地震が発生し、その結果、10万を超える人たちが犠牲になりました。本校でも避難訓練(火災・津波)の実施、また田園調布消防署の協力の下、防災・減災への意識向上に努めていますが、一番大事なことは一人一人が冷静な行動を取るということです。反対に、自分は安全なところにいながらウソの情報を発信する人がいます。そういうデマに惑わされない判断力というのも、広い意味で防災になると思います。
先月、8月8日には日向灘で地震が発生し、南海トラフ地震の注意が呼びかけられました。幸いにも、その後大きな地震は発生しませんでしたが、我々が住む首都圏では常に関東大震災級の直下型地震の危険にさらされています。そして今回の台風10号のように異常気象による災害と地震が同時に起こることもあり得ます。危機管理の鉄則は「最悪の事態を想定」することですが、普段便利な生活に慣れているとなかなか想像力が働かないものです。今日は下校時に、スマートフォンを鞄にしまって、ここで地震が発生したら、ということを考えてみてください。
最後に、1学期終業式にお願いした通り、皆さんが無事に2学期を迎えることができたことをうれしく思います。同時に、皆さんにとって充実した学期となるよう、学校としても最大限の努力をしていきますので、皆さんも思い切り全力を発揮してください。
以上です